汗を抑える成分

汗を抑える成分の代表的なものとして、以下のものが挙げられます。
①クロルヒドロキシアルミニウム
この成分は、汗の水分に反応して水酸化アルミニウムに変化します。
それが汗の出口となる毛穴をブロックする作用で汗の発生を抑えます。多くのデオドラントなどに使用されています。
②塩化アルミニウム
病院で多汗症患者さんに対して処方されるほど、効果の高い成分です。
クロルヒドロキシアルミニウムと比べると、アルミニウムの量が多いことから汗と反応する水酸化アルミニウムも多く発生します。
それゆえ、効果が高くなります。
しかし、その分皮膚への刺激が強いという場合もあります。
③ミョウバン
比較的に安価で、かつ薬局で市販されているため、手に入れやすいです。
ミョウバンは肌のタンパク質に作用して、毛穴を引き締めて汗を抑える効果があります。
また、殺菌・消臭の効果もあり、皮膚への影響も少ないため、効果的に使うことができる成分になります。
近年は石鹸・ボディーソープ、制汗剤としても使用される事が多くなってきました。
殺菌効果のある成分

体臭を予防するには殺菌効果のある成分を有した石鹸を使う事もとても有効です。
ボディソープでなくあえて「石鹸」をオススメするのには理由があります。
ボディソープは必要な皮脂まで取り除いてしまう可能性があるのですが、実は皮脂を取り過ぎてしまうと逆に体臭を強くしてしまうのです。
ですから体臭を抑えるには「殺菌効果のある石鹸」を使う事をオススメします。
殺菌効果のある成分は
①ミョウバン
ミョウバンは水分に溶けると酸性になる性質があります。
細菌は酸性の環境では死滅することから、殺菌効果が発揮される仕組みです。
特に、アルカリ性のアンモニアに対して強い効果があるのでアンモニア臭のする汗対策には最適と言えるでしょう。
②渋柿
渋柿は、抗菌・殺菌・消臭効果ともに優れており、かなり高い効果を発揮する成分です。
最近の研究では、渋柿の成分によって、ノロウイルスやインフルエンザウイルスなど比較的強力なウイルスや細菌に対しての殺菌効果が高いということがわかりました。
しかも柿タンニンというポリフェノールによって抗酸化の働きもあります。
多くの体臭対策用石鹸やデオドラント製品に含まれるようになってきています。
石鹸を選ぶ際は上記の二つの成分が配合されているものを選ぶとよいでしょう。
消臭効果のある成分

消臭効果がある成分をご紹介します。
①茶カテキン
緑茶などに含まれる茶葉エキス、「茶カテキン」は高い消臭効果・殺菌効果があります。
茶カテキンは、「抗酸化作用」を発揮することで、皮脂や角質などの酸化を防ぎ、ニオイの元を断つことができます。
また、緑茶に含まれる強力な殺菌作用により、雑菌の繁殖を抑える効果もあります。
制汗剤やデオドラントには「植物エキス」として「緑茶」や「緑茶エキス」のが配合されている事が多々あります。
②重曹
重曹の場合、弱アルカリ性と言う性質を持ち、酸性を中和することで無臭化すると言う作用があります。
特に酸性の酸っぱいニオイや足の臭いなどへの消臭効果が期待出来ます。
しかしワキガ臭の原因となるニオイ菌はアルカリ性の環境を好むため、重曹によって余計にニオイを強くしてしまう可能性もあるので要注意です。
③竹炭
私たちが、消臭効果のある炭としてよく聞く備長炭のよりも効果の高い炭が、「竹炭」です。
炭は表面に無数の穴が開いており、そこに様々な物質を吸着してニオイの元をなくすという仕組みで高い消臭効果を発揮すると言われています。
竹炭の場合、備長炭と比べると、表面の穴が2~3倍も多いため、その分消臭効果もより高くなります。
様々なニオイに対して同じ消臭効果を発揮できるのが強みです。
[kizinai]
食べ物に含まれる効果的な成分

食生活を改善する事で体臭も減らす事が出来ます。
①大豆製品
納豆・とうふ・豆乳・油揚げなど大豆が使われている食品は「イソフラボン」と呼ばれる成分が多く含まれています。
このイソフラボンと言うのは、汗腺からの発汗作用を抑制するという効果があります。
②クールベジタブル
クールベジタブルとは「身体を冷やす野菜」の事です。
主にはカリウムが多く含まれる野菜で、カリウムが体内の水分とともに、身体の熱を下げる働きがあり、よって汗をかきにくい身体を作ることになります。
代表的な野菜は、トマト・ナス・キュウリ・ゴーヤなどです。
③植物性エストロゲンを含んだ食品
植物性エストロゲンとは女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをします。
エストロゲンには自立神経系を整える働きがあり、制汗作用や皮脂分泌抑制作用などがあります。
アボガド・モヤシ・大葉などが代表的な食品です。
これらの食品をぜひ積極的に摂るようにして、イヤな体臭を軽減させましょう!
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