男のスキンケアを考える

近年、「ジェンダーレス男子」という言葉が流行ワードとして急上昇してきています。
「ジェンダーレス男子」とは、「ジェンダーレス=”男女の性別差をなくした”」という意味を持つ男性です。
化粧をしたり、女性物の衣類や道具を使ったりと男性でありながら女性のような感性や価値観を持っている男性のことで、美意識が高く、髪型・スタイル・メイク・ファッションなどに特にこだわりを持っているのが特徴です。
特に、人気のある「ジェンダーレス男子」の場合、女性も驚くほどのスキンケアを行っていることもあります。
そんな影響からか、ここ最近、男性のスキンケアという分野が注目されつつあります。
これまでは、「男が肌なんかに気を使ってどうするんだ」という昔ながらの考えが多く、男性のスキンケアはそこまで進歩しませんでした。
しかし、近年、LGBT(性的少数者)を社会的に認める風潮が出てきたり、先の「ジェンダーレス男子」やニューハーフの増加などから、男性でもスキンケアを行う人が増えたことにより、美容関連の業界も関連商品を出しており、男性のスキンケアの市場規模は200億円を超える程までに、急拡大してきているそうです。
私も「髭脱毛」に関する記事を書いていて、自身で髭について悩んでいるので理解できるのですが、男性がスキンケアを考えて気になる身体のパーツは、やはり「顔」であり、中でも「髭」と「肌」だと思います。
これらは相互に関連していて、髭を剃れば肌が荒れるというサイクルがあります。
髭は人の体毛の中で、一番硬いとされ、硬い髭を剃るとなれば肌への影響も計り知れません。
つまり、男性が「肌」のケアを行うのに、重要になるのは「髭剃り」「髭脱毛」になってくるのです。 スキンケアの分野が注目されることが、髭剃りや髭脱毛のことも影響してくるのです。
それがわかるように、髭剃りにも、シェーバーやカミソリ、刃の枚数やシェービング剤など、肌に優しくなるような手法が多くあり、販売されています。
また、髭脱毛にしても、肌に優しいレーザー脱毛や抑毛クリームなど、同様にスキンケアと密接に関わってきています。
すなわち、男のスキンケアの根幹には、「髭」というワードがあると考えられるのです。
顔剃りの美肌効果

男性が床屋(理容室)に行くと、顔剃りを行ってもらえます。
実は、この顔剃りが美肌に良いと注目されて、人気が出始めています。
男性だけではなく、女性も顔剃りを行う人が増え、なんと床屋さんで顔剃りだけをする方もいたり、顔剃り専門店なんかも出てきています。
顔剃りに美肌効果があるというのはどういうことなのか?
それは、皮膚のターンオーバーという点にあります。
顔剃りは、言わずもがな、顔の毛を剃ってキレイにする作業のことです。 床屋さんなら、ほとんどがカットと一緒にやってくれますね。
実は、顔の毛を剃ることで、顔の皮膚の古くなった角質を除去して、皮膚を新しくしやすくする作用があるのです。
これまで、カミソリを使って毛を剃ると、剃った部分の皮膚が荒れてしまうと考えられてきました。
それは、カミソリの刃の問題や剃る際の力加減の問題があり、毛を剃る時に古い角質だけでなく、その下の新しい皮膚までも傷つけてしまっていたからです。
適度な強さでの毛剃りは、毛を処理しつつ、古い角質も削ぎ落とすため、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)を活性化させる効果があるのです。
このことから、顔剃りに美肌効果があるとされているのです。 これは当然、髭剃りにも当てはまります。
一般的に髭剃りは肌を荒らす要因になるのが、適度な髭剃りは肌を傷つけたり、荒らしたりしないのです。
カミソリの刃を5枚刃にすることで皮膚に刃が当たりにくくする、シェービング剤をつけて刃と皮膚の間にクッションを作る、女性もののカミソリやシェービング剤を使うなど、皮膚に優しい髭剃りを目指すことで、肌荒れしにくい肌になります。
男性もスキンケアのことも考えながら、髭剃りを行うと良いでしょう!
[kizinai]
顔剃りはプロ? セルフ?

顔剃りは床屋さんでやってもらえるものですが、もちろん自分でもできます。
では、床屋でやってもらうべきか、自分でやってもいいのか?
私がオススメしたいのは、床屋でやってもらうです。 それぞれの違いを見ていくと、理由は明らかです。
まず、双方の違いとして、大きいのは使用するカミソリの違いです。
セルフで行う場合のほとんどは、I字のカミソリを使っていると思います。 I字のカミソリは、市販されている昔ながらの1枚刃で、切れ味もよくないので、毛を剃るのに皮膚に強く当てることで肌を傷つけやすいことが難点です。
比べて、床屋で使われているカミソリはプロ用のカミソリで、日本剃刀などブランドものを使っている事が多く、切れ味も良く肌にも優しいのです。
床屋で顔剃りを体験したことがある人はわかると思いますが、カミソリで剃られているという感覚ではなく、撫でられているような優しい感覚があり、剃り終わった後も剃り残しもなく、しっかり深剃りされているのでザラザラした違和感もなく、スッキリしています。
そして、シェービング剤の違いもあります。
セルフで顔を剃る場合、横着して何も付けなかったり、普通の石鹸で済ませたりすることが多く、きちんとしたシェービング剤を使わないことがあります。
しかし、床屋ではキメ細かい泡のシェービング剤に包まれて気持ちよく顔を剃ってくれます。 この泡のシェービング剤も美肌効果のある成分を含んでいて、肌にも良いのも特徴です。
これらの他にも、床屋ではフェイスマッサージを取り入れていることや顔剃り後にはプロ仕様のアフターケアローションを塗ってくれたりと、まさに至れり尽くせりのサービスを受けることができます。
顔剃り専門店ともなると、さらに高いサービスがあったりして、気後れすることもありますが、床屋でカットと一緒にやってもらう場合や顔剃りのみをやってもらう場合でもそこまで高い料金はかからず、手頃な値段でできます。
顔剃りは、散髪と同じで頻繁に行うことでもないので、カットの際に一緒にとか、定期的にやってもらうなら、お金の負担もなくて済みます。
このように、サービス面も金額面も、プロにしてもらうのがオススメです。
顔剃り後のスキンケア方法

顔剃り後のスキンケアこそが、その後のスキンケアにも影響を及ぼすほど重要だと言えます。
その理由として、顔の毛と古い角質を除去して、キレイになった皮膚は、すなわち外からの刺激や中からの皮脂の影響を受けやすくなっているからです。
その対策として最もすべき、スキンケアは保水・保湿です。 顔剃り後の皮膚はバリアの剥がれた状態です。
とても摩擦に弱く、乾燥しやすいのが特徴です。 保湿成分を含んだ化粧水や乳液をつけるのがオススメです。
男性用のシェービングアフターローションも保湿効果はありますが、清涼感を出す成分が刺激が強くて、肌の弱い人には逆効果になることもあります。 刺激が少ないものが良いでしょう。
女性用の化粧水や乳液にはほとんどの場合、刺激物系の成分は入っていません。
また、マスク型のパックを使うのも良いでしょう。 パックは、皮膚に水分を伝えるのに効果的な道具です。
しかし、装着時間を長くすると、逆に乾燥を招くこともあるので、装着時間は決められた時間で守りましょう。
顔剃りでキレイな状態になり、アフターケアもきちんとすることで、化粧ののりも格段に違ってくるそうです。
アフターケアがきちんとできれば、普段のスキンケアもより効果的なケアが期待できるでしょう。
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